わたしががんばっても。
まだ幸せだった

まだ幸せだった


あのころは



「おはよっ、稜!!」


「麻琴、おはよ。」

家が正反対だから、毎日昇降口で会ってた。

上履きにはきかえて、手をつないで教室までいく。


「本当にラブラブだな。」

親友の新垣 恋ちゃんにも言われるほど

わたしたちは仲が良かった。

学校から帰るときは必ずどこかに寄って行ってた。

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