松尾さん家の小悪魔わんこ君
「今まで可愛がらせてあげた分たっぷりと可愛いがらせてもらいます」
私の名前は、松尾 茉里亜(マツオ マリア)ただの高校二年生。
今日は、二年前から海外ぐらしをしていた幼馴染の流李(ルイ)君が隣の家に帰ってきまするのです!。
あの可愛い流李君がですよ。
帰ってくるんですよ!
あの、ふわふわでちっこい流李君が……はうぅ~、楽しみっ。

流李君は、私より一個年下で親同士仲がいいので産まれた時から何時も一緒にいた弟みたいな男の子。
いつも、茉里亜ねぇねって私を好いてくれて……すんごい可愛かったっけ。
海外に行く時も、中学三年生だったっけ?
帰ってきたら‘結婚してください,何て顔真っ赤にしてさ本気萌えたわ。

あ、そういやあ。
流李君コレクション今何冊だっけ?

確か、五冊ぐらいだったような……あった! やっぱ五冊めだ。

ちなみに流李君コレクションとは、今までの流李君の成長を記した私の愛用ファイルである。

ページをパラパラめくると流李君が女装している写真を見つけた。

「あぁ~、あったなーこんな事……にしても流李君可愛かったなぁ」

ぐへぐへと笑いながらページをめくる手を動かし続けた。
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