雪奈side

「今時の中学生は、大人びてるねぇ…。」

「うん。ちょっと露出ヤバいよねぇ…。」

  めちゃくちゃ派手な服を着ている私、雪奈と
 露出が多い親友の、杏子に
 大人の人が顔を合わせて、ひそひそと話している。

  …別に、いいじゃない。
 ココは東京の原宿。
 すごく派手な格好してる仔なんて、
 私たち以外にもいるし。

「雪奈ぁー。疲れたわぁぁ。
  マック行こー。」

「行こっか。」

  私たちを見ていた大人たちを
 すごい形相で睨んで、
 私と杏子は、マックに来た。

「おぉっ。雪奈と杏子じゃん。」

「あ、菜々たち。」

  マックには私たちの同級生が
 うじゃうじゃいた。
 
  …多分、普通のお客さんよりも
 多いんじゃないかなぁ…。

「…あ!また来た!」

  うじゃうじゃとマックに来る人が多い中、
 ある1人の事がすごく気になった。

「杏子…。」

「ん?」

「あの、茶髪の人…誰?」

  そう…。
 茶髪で、チェック柄の
 目がぱっちりとした、
 女の子みたいな男の子。

「あ。あいつは、恭哉っていうんだ。」

「恭哉…。」

「なに?恭哉の事が好きなのか?」

  いきなり背後から、
 涼に話しかけられたから、
 めちゃくちゃ驚いた。

「べっ…別にっ//// 涼には関係ない!」
 
  涼は…一言で言うと、
 私のお兄ちゃん…って感じかな。

「関係ないけどよ。
  一応俺、兄貴だからな。」

「そぉだね。ウチも応援するよ。」

「杏子…涼…。
  っでも!好きとかじゃないからね!!」

「誰が好きだって?」

  私の後ろから、声がした。