続・たとえどんなに辛いサヨナラが待っていたとしても
カスミ視点


深夜にランニングに行ってくると言ったきり、帰ってこなかったメイリン姉。

翌朝ようやく帰ってきた姉さんには、ずいぶん長いランニングだったねと嫌味を言っておいた。

事故にあったのかもしれないとか私のせいだとか色々心配してたのに、ご機嫌で帰ってくるのはひどい。

今度兄さんとデートするんだって。
...良かったね。

照れながら報告する姉さんは、女の私から見てもかわいい。

何でもはっきり言いすぎるところは時々イラッとするけど、少し...うらやましかったりもする。

私も言えたらいいのに。

難しく考えすぎずに、好きな人に好きだと伝えることができたら。


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