~君という光~
今、透真の家の前。

「どうすればいいんだ…。
 チャイム押したくない。
 カメラ付いてるし…。恥ずかしい。」

なんて言ってると、

「ガチャ。」

突然ドアが開いた。

「きいな、お前人んちの前で何ブツブツ言ってんだよ。

 なんか呪文でもかけてないだろうな?」

「かけれるかっ。」

とおもわず突っ込んでしまいそうだった。

前のあたしにはあり得ない光景だ。

「ま、いーや。
  とりあえず上がって。」

「お邪魔します。」
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