キープアウト!
「樹里。悪い。オレまだお酒控えてるんだ」

「そっか。まだ病み上がりだもんね」

「たくっ。樹里は自分が飲むことしか考えてなかったんだろ?」

亮二に言われて。
なんだか、自分が自己中みたいに思えてくる。

「樹里と佐伯さんは、気にしないで飲んで下さいね」

「じゃあ。飲むー!」

あたしはマスターに注文する。

亮二は拓也に合わせて、ウーロン茶にしていた。

初めは、ぎこちなかった二人だったけど、意外と意気投合し初めた二人。
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