やっぱ幼馴染?
-第一章-
【第一話】 いつもの朝    -雅-



AM 7:00

「おら!!早く起きろって!!」

私は勇人の部屋にいって樹の布団をひっぺがす。

「無理…ホンマに無理やわ…眠すぎて死ぬ……。」
「知るか!昨日だって早よ寝ろて言うたやろアホ!」

私はそう叫んで樹の頭をひっぱたく。

「ほら、早よせんと遅刻するで。監督に怒られるんとちゃうか?」

私はカーテンを開けながら樹にそう促す。
浅山樹(あさやまいつき)…こいつはは私の幼馴染。
親同士仲がいいから生まれた物心がつく前から一緒にいる。
だから私と勇人は兄妹っていうか…家族みたいなもの。

朝、樹を起こすのは私の日課だ。

「って…早よ起きろて言うてるやろが!!」

布団をひっぺがしたのにまだベッドでゴロゴロしてる勇人。

「お前…ホンマにうるさいわ…耳に響く…ぐぅうう…。」
「せやから寝るなって!!」




…私の一日はこんな感じで始まる。




樹には言えない、報われない気持ちを胸にしまったままね。
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