「来んな!」

優しいお姉ちゃんの、そんな言葉遣いを聞いたのは初めてだった。


とある中学校の屋上。
私は何故か、そこにいた。

縁に設けてある馬鹿でかいフェンス。



その向こうにお姉ちゃんがいた。



「…お姉…ちゃん?」

私は震えた唇で、精一杯の声を出した。


“何しようとしているの?”
そこまでは、聞けなかった。