「俺、熱あるかも。」


その言葉は――決して嘘ではない気がした。


「大丈夫?神崎…保健室行く?」


神崎は私の肩から頭を持ち上げる。


不本意ながら、それを惜しいと思っている私が、どこかにいる。

「…大丈夫。」



神崎は、赤い顔で、唇を微かに動かした。


本当に大丈夫なのだろうか…。