メモリー☆レター



『栞の家は…』


佑はなにかを迷っているようだ。


「何があったのかはわからないけど、でも…」


『帰っちゃだめだ』


「どうして…!?」


訳がわからない。


どうして自分が自分の家に帰っちゃいけないんだろう。


すると佑が重たい口を開いた。


『栞が家に帰ったら…また同じことになってしまう…』


「え…同じことってなに?お願い、教えて!」



ハッとして佑を見ると



泣いていた。



な…んで…?



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