「由美、降りるぞ」



「え?やだよ。蓮と降りたら目立つじゃん」



何もこんなに堂々と止めなくても……少しぐらい気を利かせてくれればいいのに…。



「ごちゃごちゃ言ってねぇで行くぞ」



急に腕を引かれたため、その勢いで外に出てしまう。



『はぁ?何あの女、何で蓮様と一緒に来てるのよ』



『ブスの癖に、調子乗ってんな』



『どーせ、身体を使って取り入ったんでしょ』



などなど、女達から鋭い妬みの視線を送られる。



本当に勘弁して……これが嫌だったんだよ。



……今更後悔しても遅いか、一瞬で噂が広まるんだろうな。



ため息を零し、少し前を歩く蓮の元へ走り寄る。



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