極上の愛文
甘い涙のわけ

赤ん坊で 産まれなかった
甘えん坊で 産まれたの
親が ケーキママと大福パパだったのかな
あまーく あまーく できました

甘えたくて、抱きしめてほしくて、たまらない夜なの
そう君に言っても、辛いスパイスを ふりかけられるだけだって
気づいたこのごろは、甘えん坊を凍らせたくなる

ほかの 離れられない場所へ行ってしまった君
きのう、キャンディーいっしょに食べたのに、どこへ行ってしまったの?
辛口になりたくなったの?
そんな気持ちも 凍らせてしましたい
君のこと、信じてるから

不安なコショウを 目の前に置かれたまま、
甘えん坊を 凍らせるなんて、甘えん坊には 至難のわざよ

やっぱり、熱い気持ちで とけちゃうの
君が 大好きよ

自分でもあきれちゃうわ
涙が ほどけて お供するんだもの
夢の旅に出かけるのに、涙がお供なんて聞いたことないわ

私の涙は、甘い砂糖水
甘えん坊なんだもの、涙もきっと甘いわ
何回 流れても 今は甘いわ

甘えたくて、抱きしめてほしくて、たまらない夜なの
せめて「おやすみ」だけでも 聞かせて・・
今から 夢の旅に出るわ


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