わたしは彼を殺した、そして彼に殺される
足元はふらり、ふらり。

やっと目的地に到着。

エレベーターのボタンを押す。
6階のボタンが点灯。

上へと動き始めると…

立ってるだけなのに
体がさっきよりも、
ふらふらと揺れて止まらない。

エレベーターは止まる。

が、わたしの体は揺れたまま。

でも、もうあと戻りはできない。

ゆっくり、ゆっくり進んで…

彼の家の前まで、来た。
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