クリスマス&お正月
「どれくらいしるふに驕ってるか、驕らされてるか。しるふへの掲示と自分への戒めも込めて」

真顔で言う海斗はきっと至って本気

「ちょっと!そんなことしたら即捨ててやるんだからね!そんな小さい男と付き合っていくつもりないわ!」

「背はしるふの方が小さい」

「誰が背の話をしたのよ!!器の話よ!!人間としての!!からかってるでしょ、海斗!!わかってて言ってるでしょ!!」

もー、としるふはほほを膨らませる

そんなしるふをみて海斗は笑う

帳簿をつけたってなんの意味もない

驕る額が減るわけではないし、しるふが気を使うなんてこと望んでいない

せっかく手に入れたのに、現状が後退したら何の意味もない

やっとここまでたどり着いたのだから

それでもこうやってからかってしまうのは、しるふの反応があまりにも予測できるからだ

それと、少しの抗いなのかもしれない
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