「あの、今後はこのような事がないようにしますので……」
「とりあえず、座ってください。今、お茶を入れますから。
紅茶でいいですか?」
「あ、お構いなく……」


管理人室だなんていうから、てっきり事務所みたいな部屋を想像して入ったのに。
部屋の中は至って普通だった。

ダークブラウンのフローリングの上には、黒のカーペットが引いてあって、同じように黒でそろえた家具が置いてあった。
ステンレストップのカウンターキッチンがアクセントになっていて、とてもおしゃれな部屋に感じた。

同じ造りなのに、私の部屋とは大違いだ。

部屋では明るい気分でいたくてピンク色のカーテンとかにしちゃったけど、やっぱりシックな色にしておけばよかったかも。
管理人室のカーテンを眺めながら思う。

ブラウンのカーテンには、細かいゴールドのラメが入っていて、オレンジ色のダウンライトに柔らかく照らされてキラキラ光っていた。

座って、なんて言われてもどこに座ればいいのか分からなくて立ったままでいると、ティーカップをふたつ手に持った五十嵐さんがキッチンから戻ってきた。




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