樋口さんは私を腕の中に引き込んだ。


強引に私は彼の胸板に倒れ込む。


背中に腕を回されて、完全に彼の腕の中から逃れられなくなった。



人が来たら、どうしよう?


私の戸惑うキモチを無視するように両手の拘束は強くなる。



「…風邪が治ったら…二人で会わない?」
甘くエキゾチックな匂いを漂わせて、樋口さんの甘いボイスが私を誘う。


「あ、でも…私は・・・ドタキャンした身だし」



「・・・別に会ってくれたら…水に流すよ…」


「何してるんです?係長」

栗原主任がソファーに抱き合う私たちを訝しげに見ていた。





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