私の婚約者は特殊捜査官

琴美side

・・・

それから数日後。

私を連れた隆弘は、

違う屋敷へと移動した。

・・・

「どうしてここに来たんですか?」

私の質問に、

「これから、うちに潜入捜査が入ると、

知らせがありまして…」


「?!!」

隆弘の言葉に驚きを隠せない。

・・・なぜ、

秀たちの動きが分かるの?

・・・

私の驚き様に、

隆弘は笑う…

「署内に、スパイを潜入させてるんですよ。

かなり前から入っているので、

誰一人、怪しむ者などいないでしょう」


「・・・」

隆弘の計画は、

完璧なものだった・・・

・・・

この事を知らせることはできないだろうか?
< 58 / 178 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop