ブスも精一杯毎日を生きてるんです。


走って、走って、走り疲れて歩いて、また走って。


ひたすら走った。

がむしゃらに、まるでどこか行くところがあるみたいに。

体力が尽きるまで走ったら、今日のことは私の想像の産物になるかもしれない、なんて淡い期待すら描きながら。

バスケ部で鍛えた体力はなかなかのもので、気づけば私は見たことのない高層マンションの前にいた。

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