月詠姫〜癒しと鬼一族編〜
間章
大きな屋敷ー…周りが鬱蒼と生い茂っていた。そこに、7人の人間の姿があった。

「月詠姫?」

一人の男が聞いた。

「あぁ…東楼国に現れたらしい…」

一人の男が答えた。

「連れてくる?」

一人の女がゴージャスな扇子を開いた。

「…」

一人の少女が人形を静かに持った。

「「あたしらが呪おうか?」」

二人の少女達が呪符を見せた。

「僕はどうすればいい?」

一人の少年が男に聞いた。

「まぁ、待て。東楼国を襲うのはまだ早い。時期が来たら、教える」

「「「「「はい!!」」」」」

7人の影はその場から消えたー…



「待っていろ…月詠姫ー…クックックッ…アーッハッハッハッハッ!!」

その場には、男だけが残り、笑い声が響いたー…
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