Selfless love~無償の愛~
事件発生!

私、桜咲 愛音。今日から高校生!無事入学式を終え帰り支度をしていると
「愛音~。ねえ!今暇?」
瑠璃ちゃん!あ、紹介するね!私の親友の紫原 瑠璃華ちゃん。と~っても美人さん。
「愛音~?聞いてる?」
『え!?あ・・・ごめん。何?』
「うんとね、今暇?」
『あ、うん!暇!』
「そっかぁ。じゃあ、一緒に行こ!」
『何処に?』
「2年3組に、めちゃくちゃかっこいい人がいるんだって!その人を見に行くの!いい?」
『いいよ!』
「んじゃあ、さっそくしゅっぱ~つ!」
『え!ちょ!待っ!』
瑠璃ちゃん足速いんだからぁ!
『はぁ、はぁ』
5分ぐらい走ってついたところは・・・すご。1人1人の髪の毛が、カラフル!金髪はもちろん、赤髪、緑髪、青髪ついには、ピンク髪まで!どうなってんの?このクラス。1人で、唖然としていると
「きゃあ!いた!愛音!いたよ!かっこいい~!」
瑠璃ちゃん興奮しすぎ!
『何処?』
「ん?ベランダの近く!ほら!金髪の人!」
いわれた方を探していると・・いたぁ!ううぅ、正直苦手なタイプ。
「んね!かっこいいでしょ?」
『う・・ん。っていうか後ろ向いてて分からない』
あ、金髪先輩が振り向いた。地獄耳!っそれより、かっこいい!芸能人よりかっこいい!
『かっこいい・・・』
「で、でしょ?珍しい!愛音が、かっこいいっていうの」
「・・おい」
『そ・・うかな?』
「うんうん!珍し・・って、きゃあ!」
『どうした・・・って、えぇぇぇ!?』
え?なんで金髪先輩が!
『き・・・』
「あ?」
『金髪先輩!』
「・・・お前頭大丈夫か?」
「あははは!何この子!めっちゃ面白いじゃん!」
しまったぁ!さっき私が考えた呼び名で・・・。っていうか、金髪先輩の隣にいる人大声で笑いすぎ!
「ま・・・愛音?」
『どうしよう。私殺されるぅ。』
「あはは!殺されるって!あはは!」
「お前、マジで大丈夫か?」
「ぎゃはは!俊也が心配してる!あはは!」
「光輝、うるせぇ」
「っ!・・・・・ふふふ」
「・・・きめぇ」
「プッ。あはははは!!」
何が面白いんだろう。それより
『あ、俊也先輩って名前なんですね!殺すなら今にしてください!』
「・・・・」
「ぎゃはははは!黙った!あの俊也が黙ったー!」
 バコッ ひ!俊也先輩が、光輝先輩の事殴った!
「・・・ってぇ。ふ、あはははは!」
「クソガキ」
「ひっでぇ!同い年だろぉ!あはは」
何なんだぁ?
「愛音!ごめん。私用事あるから帰るね!じゃ!」
『あ!私も・・・』
「お前は、残れ」
『ひ!かしこまりましたぁ!』
「あははははははははは!腹が、痛い!ぎゃはは」
怖い!!
「あれ?なんで1年生がここに来てんの?」
ん?声のした方を見ると・・・かわいい!茶髪が良く似合う!はっ!光輝先輩も、イケメンじゃん!!
「おう!祐真!いや、この子が面白いんだよ!」
ほうほう、この先輩は祐真先輩っていうのか。って、わたし、これから死ぬのになんてこと。
「殺さねぇよ」
『え?』
「殺さねぇ」
『な・・・んで?』
「んなことでいちいち人殺してたら何人死んでっかわかんねぇ」
意外。てっきり1人は・・
「ずいぶん好き勝手言ってくれるじゃねーか」
『?』
「あはは!な?面白いだろ?」
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