俺が教えてやるよ。

____藍斗side




「うーん…」



これはいったいどうしたものか



桃果の両親にあんな形で出会ってしまった俺は、18年間の中で一番の後悔をしていた




最悪だぁぁ




どうせ会うなら、もっとシチュエーションはあっただろ!



学校帰りとか、デート中とか?



なにも俺の家ってのは…


さすがにマズかったよな?




絶対“チャラいやつ”だと思われた





この見た目からそう思われて仕方ないんだけど…




お父さんの、あの疑り深い目を思い出すとぞっとした





……家に、誘われたんだった





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