Death Game‐始まり‐
Game1

2009年6月5日

授業を終えるチャイムが鳴った。



ぞろぞろと教室から出ていく。




でもただ一人、私だけは教室の一番後ろの窓側の席にぽつんと座っていた。




しーんと静まり返る教室。



私は窓の外を見つめていた。




そこには草原や山が見える。



当たり前だ、ここはド田舎なんだから。



人口100人ほどという小さな村で育った私―神埼菜緒。


今年高校生となった。






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