キャンバス【TABOO】
キャンバス
「龍斗、あった!」
「実来、静かに。美術館だぞ。」
拓磨が賞を取った。
3人は同じ大学で、拓磨は美術サークルに所属。
内気な拓磨からモデルを頼まれ、交友を持った。
「二人きりは危ないぜ。見張っててやる」と言って、美術室に付いてきた龍斗。
危なかったのは龍斗で、急な告白と強い押しに負けた。
拓磨が気になっていたが、彼女を作らず、美術一筋な彼に何も言えなかった。
卒業後、3年が経ち、拓磨とは音信不通。
だが、先週「作品が美術館に飾られる」とメールがきた。






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