出てるよ。

第2章「出ないで。」

「ただいまぁ…」



うつむきながら自分の家に


元気なくたどりついた。




どうしてあんな事になってしまったのか…




ベッドに座り、


頭を抱え、


たまに鼻先を指でチロチロと触り


鼻毛があるのかを確認しながら


ため息をついては


背中を丸めていた。


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