晴れのち雨

「どうして知ってるの?」


「大学受験前だったかしら...龍馬と葵ちゃんが駅前で一緒にいるのを見たのよ。
それから龍馬を問い詰めたの♡」


語尾のハートが恐い...
龍馬さん大丈夫だったのかな?


「いつか葵ちゃんから教えてくれるかな〜って思ってたのに全然教えてくれないんだから、驚かしちゃったわ」


「すみませんでした。」


「いいのよ。智裕が怒られると思ったんでしょ?」


「はい...」


「安心して!ちゃんと怒っちゃうから♡」


固まったままの私。


「ぷっ!冗談よ!
好きなもんは仕方ないでしょ?
こうなったら、応援してあげるわ♡」


ウィンクする悠ちゃん。

この時だけは悠ちゃんが女神に見えた。
時間にすると0.3秒くらい...





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