たった一つのお願い
第五章
切愛2
ねぇ、理央――――…
私は理央にたくさんのモノをもらったよ…
それなのに、私は何も返せなかったね。
そんな、勝手な私の最期のお願いを聞いてくれる?
「ねぇ、理央。お願いがあるんだ――――…」