純~Love Story~愛
強い気持ち
突然の佳真からのサプライズのおかげで
私の毎日は 元気で

そして子供たちから力をもらいながら
過ごしている。

「先生~~」
小さな手を広げながら 笑顔で話かけてくれる
可愛い天使たち

成長が感じられるたびに癒される。

佳真も 大きな仕事をとれそうなんだって
嬉しそうに報告があった。

「よかったね。」

「これを成功させられれば きっと
状況的に変わってくるような気がするんだ。」

Kei の人気はあの歌から
また違った形で上がっているようだった。

自分の手の届かない
もう一人の Kei 

最近はCMに出る回数も増えて
私はその映像を探すのが趣味になり

「おねえちゃん もういい年なんだから
テレビっ子じゃなくて 彼氏作ったら?」

凛にバカにされている。

佳真を支配するその大きな力が
どんどん加速し始めていた。

「主演で決まったんだ!!」

深夜の電話の声は 興奮した声だった。

「主役?」

「うん めちゃめちゃ嬉しくて
ごめんこんな時間に!!!」

初の主演映画が決まった・・・・・。
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