純~Love Story~愛
セカンドラブ
でも……
これから先も一緒にいられるなんてありえない


佳真は Kei になって 
手の届かない人になってしまった。

こんなに胸がときめいて
今でもたまらないけど……

奇跡の再会で 私は 佳真への想いを痛感した。


だけど……
佳真は あの頃の佳真じゃない・・・・。 

「じゃあね 頑張って。
これからは応援するから。」

立ち止ってそう告げた。

佳真は 

「ありがと・・・・。蘭も元気で・・・・。」

そう言って右手を差し出してきた。


佳真に触れたら…冷静ではいられなくなるかも

不安になったけど
意志を強く持って 飛び切りの笑顔で言おう


「バイバイ…元気でね。」

佳真の手から放そうとしたときだった
私は 佳真の逞しい胸の中にいた。

「ちょ…ちょっと ヤバいでしょ……!!」

こんなことを芸能人がしてたら大変な
スキャンダルになりかねない。

私は慌てて逃れようとするけど
佳真の力はビクともしない。
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