~恋心~ 先輩をみていた1年間
ある晴れた日



「ありがとうございました!」


ガチャ、ガチャガチャ…


今日も部活が終わった。

私、山中奏海は
吹奏楽部でフルートをやってる。


「かなちゃん!おつかれーっ」


今、話しかけてくれたのは
憧れの先輩 飯野ナナ先輩だ。


「お疲れ様です(^^)」


ナナ先輩は本当に可愛い←

女の私が惚れちゃうぐらい。


「かなちゃん、一緒に帰ろ♪」

先輩とは最近いつも
一緒に帰っている。

「はーい!」

私も もちろん喜んで返事。



「ねぇ、かなちゃん私ね最近好きな人
できたみたいなんだぁ///」

先輩は可愛らしく顔を真っ赤にして
こう私に相談してきた。

先輩の好きな人は…

ルックスもそこそこ良くて
中身も面白くて優しい先輩だった。

そんなとき…


チャリン、チャリーン


「おっす!何後輩ちゃんと下校?」


ん? こ、この人ぢゃね…?

ナナ先輩の好きな人って…


「あーっ 祐介じゃん!私の後輩に手
出さないでよね。」


先輩は冗談っぽく言う。

彼の名前は 渡辺祐介。
ハンド部所属の1つ上の先輩だ。

ナナ先輩のクラスメート。


「えーっと… 山中さんだっけ?」


先輩に話しかけられた。


「はい!」

私はこの一言だけ言った。



このあとは、3人で
テレビの話をしたりして
楽しく帰った。



「かなちゃん まったねー!」

「山中さんバイバイ!」


2人の先輩と別れた。





この時はまだ気づいてなかった……



私がこの祐介先輩に
あんな感情を抱くように
なるなんて…。
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