ずっと抱いていたこの恋心は
麻貴と冬哉の初デート



「変、じゃないかな」

何度も鏡を見て確認する。

何着ればいいかわからないから、とりあえずスキニーを穿いて、上はシャーベットカラーのニットを着てみた。

いくら雪降ってないとはいえ、寒いからなぁ。


「麻貴!?そんなカッコして、まさか冬哉君とデート!?」


うわ、見つからないようにしてたのに……

てか、なんで冬哉ってわかるの。


亜貴姉はいつもは家にいないけど、彼氏とケンカしたらしく、家に戻ってきた。



「ん―、スキニーじゃなくてショーパン穿きなさいよ」


「持ってないもん。」


「仕方ない!お姉ちゃんが貸してあげよう!」


亜貴姉って、25にもなって足出すんだ…


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