waiting for you
タイトル未編集
『いー女。五万でどう?』
『…いーよ。抱かれてあげる。』

私は汚い。
こうやってお金の為に抱かれる。
何度目だろう。

『ラッキー、名前は?』
『なつみ。』

本名は名乗らない。大事にしてるわけじゃないけど。

『みた感じ学生だけど高校は?』
『お金ないし。』 
『お前わけありかぁ、』
『関係ないでしょ。さっさとやることやってくれない?』

両親は、いない。私が小さいときに私をおいて消えた。
高校?
そんなものいくお金があるならこんなことしない。
こうやって男と寝て金稼いで寝るところ確保してる。

『んぢゃ、いただきまーす♪』

男が服に手をかける。
私はこの瞬間がたまらなく嫌いだ。

スルッ

『やべぇ、いー身体してんな。顔もいいし、サイコー』

はっきり言って身体と顔は羨ましがられることが多い。
でもそれがなに?
どんなに顔がよくて、スタイルがよくても私は今、幸せではない。

『っはっあぁ…んっ』
『お、感じてきた?』

どんなに心は嫌がっていても、身体は素直で、見知らぬ男からの刺激さえにも感じてしまう。
マジ、最悪な女

それがあたし、神崎結愛
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