ノックを聞いたらそこには事件と恋のドラマがあった

「……常に自分が部屋にいると他者に思わせたいと過程すると、いくつか考えられる。

1、家にいないと都合が悪い。

2、犯罪を犯す際のアリバイ作り。

3、ストーカーや空き巣などの撃退」


パソコンを操作しながら、美月姫が言った。

その提示した案についての意見を澪が述べた。


「…流石に2はないでしょう」


「今回はないと思うよ。

けど、犯罪のトリックに使われたことがあるから、最悪の候補として一応」


澪の意見に美月姫が応答した。

少しでも、可能性があるものは候補に入れていないと推理の過程で混乱してしまう。

最も必要以上に慎重に美月姫は事を進めるところがあるのだが…


「依頼主が少女。

推察するに、高校生くらいだとすると1もないだろうな。

高校生にとったらドールは高価だからな」


続いて、匠真も自分の考えを述べる。


「とすると、3が一番有力だと思われる。

だから、面白そうでしょ。

ただのナルシストでしたってオチはやめて欲しいんだけど…」


匠真と美月姫の考えはどうやら同じようだ。

交互に意見を述べても言葉がスムーズに繋がっている。

澪に説明するような形で、美月姫と匠真は互いの過程を確かめあった。
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