弱い男を育てるのが女の性
弱い男を育てるのが女の性
「おいっおまえ、遅いぞ、
何やっとんねん!!」


「すいません!!」


怒られているのは一年生の和実くん。
彼は走るのが遅く、
いつもみんなに周回遅れにされる。



そしてそんな彼を笑いながら抜いて行くみんな、
いつもの光景だ。


毎日のようにキャプテンに怒られる和実くん、
でも決して陸上部を辞めようとしない。




それはきっと、私がいるから。


和実くんは私が好きなんだ。



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