恋チョコ
「そいつのこと、そんなに好きなんだな…」


「え?」


「…何でもない」


「??」


「小高くん?」


「っ、何でもねぇってば!」


ビクッ!


「あっ、ごめん…。…悪い。先に帰る」


「えっ」


声を掛けようとしたけど、そのままスピードを上げて行ってしまった。


どうしよう…、嫌われちゃったのかな?


私、何かしたのかな…?


そんな不安が私を支配したのだった…――――。

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