BLOOD§INFECTION



周りがどよめく


それもそのはず、神無と名乗る女の子はこう見えてもプリンシパルメンバーであるのでこんな下位ハンターが過ごす塔に姿を現すこと事態が珍しい


「あんた何デレデレと鼻のした伸ばして女子からお菓子とかもらっとるん!??」

「は!?
別に伸ばしてないし!?」


なんだ、この現れてそっこーの言われようは

こないだの下位ハンターに助けられたというアレが屈辱で怨まれているのだろうが、会って早々この言われよう


「えっと、で、何のご用でござりますか?」


「…!!!
それは、えっと。」


彼女が気まずそうに吃っていると、彼女の後ろから新たな足音がする


カツン−、コツン−




そして、更なるざわめき


「あれは…!!!!」

「なんであの方がここに!!??」


周囲の人間が、道をつくるように横に退く音が聞こえる


俺はゆっくりと視線を上げた





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