私の記憶……

思い残すこと…







‘’蒼太へ…





私の命はあと少ししかありません




いつ死ぬか分からないので手紙を書きます



私と蒼太が過ごしてきた日々はとってもながいと思います



けど私にとっては短かった……





もっとそばにいたかったし思い出話も聞きたかった。


記憶も少なくてだんだんなくなっていくし…



蒼太と過ごしてきた日々を忘れたくないのに忘れてしまう…




こんな私を許してください…




私は蒼太が好きです

いや…大好きです…。



蒼太がいるからこそ、私は手紙を書くことができるし、勇気が出ました



もういきられないって知ってても、蒼太のおかげで、一分一秒でも長くいきたいと思いました





正直、蒼太とそばにいて笑いあっていたいけど……


これが私の運命だから……




蒼太の心の中でそばにいていいですか?


いつかは完全に記憶が消えます



けど蒼太は



『俺の心の中にお前はいっから』



っていってくれたよね?!


私はその言葉を信じて星になります



だから私と過ごした日々を忘れないでください







わたしにとって蒼太と過ごした日々は宝物でした。



心臓がとまって体が消えても私がいたこと……私と笑いあった日々を忘れないでください




最後に言いたいことがあります




蒼太……




大人になったら


素敵な人見つけて幸せになるんだぞ!


蒼太の幸せは私の幸せです




今までありがとう






翼より‘’



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