続★キケンだらけの課外授業~私の周りは不良がいっぱい!?~
なんとか見慣れた商店街の近くまで戻ってくると、辺りはすでに薄暗くなっていた。





「ぜぇ…はぁ…ぜぇ…はぁ……」





ゴリさんは荒く呼吸をしながらあたしを降ろす。


重いあたしを担いで、ずっと全速力で走ってきたゴリさん。


ゴリさんも限界みたいだ。



あたしの顔も涙でボロボロになっていた。








その時


「てめぇら、ようやく追いつめたぜ……!」


「ッ!」




逃げ切れたと思ったのに!

追ってきた3人ヤンキーたちがあたし達に近づいてきた。





「こんのゴリラが……手間取らせやがって……!」





ヤンキーたちも相当疲れているようで、ぜぇはぁと汗だくになっている。






「未唯ちゃん、こっちだ!」



ゴリさんはあたしの手を引くと商店街の中へと逃げようとする。




「ははは、逃がすかよ」


ヤンキーたちはケラケラと笑いながら迫ってくる。
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