続★キケンだらけの課外授業~私の周りは不良がいっぱい!?~
佐和とタツが話す中

俺はフェンスにもたれながらイライラしている。




最近、未唯と会える時間がやたら少ねぇ。

佐和やタツが毎日毎日俺を集会に呼び出しやがるから…


理由が理由だから仕方がねぇのは分かるけど。






「つ―か俺今日は集まり行かねーから」




映画館ではガキの邪魔が入り、
その翌日はゴリラの邪魔だ。


バイクに乗れねぇ

利き腕も使えねぇ。


それだけでもストレスなのに、今日は今朝からあの転校生のおかげで余計に気分が悪い。





「未唯ちゃんに会えないのがそんなにつらいんだ?」


「……黙れ」






睨む俺に佐和はクスッと笑う。




「わかったよ。転校生の件、未唯ちゃんの事も心配だろうしね」


「姉御もまた厄介な女と知り合いになっちまったんすね…」




確かに。


でも未唯は単純なクセに頑固だから
俺が女の本性?を言ってもすぐには信じねぇだろうな。



俺は食べていたパンの袋をグシャッと潰した。


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