俺の部屋から莉奈の部屋の明かりが見える。


小さかった頃は、寝る前に必ず窓際で星を見ながら話をした。


テレビの話。お母さんに怒られた話。友達の話。くだらない話を眠くなるまで話した。


クラスの男子に嫌なことを言われたなんて話なんかされたら、必ず次の日俺が仕返しをしてやった。


「なんで太一に殴られなきゃならないんだよ!」と言われたもんだ。



そしたらいつもこう言った。



「莉奈を泣かしたら俺がゆるさねぇ!」って。



・・・・・・あの頃はあんなにストレートに言えたのにな。




中学に上がると、それまでのようには一緒にはいなくなった。



それでも何かあると莉奈は俺を頼ってきてくれた。



そして、高校で初めて別々になり、少しづつ離れていった。





気持ちが変わってしまったのは、莉奈じゃない。



友達でいることが辛くなった俺なのかもしれない。