街で劇団を見かけたとき、いつも頭に浮かぶのは、少女の姿だった。


太陽のように笑う、金髪の幼い少女。

偶然街中を歩いているとき、公演中の劇場を見かけた。


私は思わず、ふと頭に浮かんだことを、口に出していた。


「…劇場、行きたい」


隣でルトが、驚いたようにこちらを見る。

私は慌てて、「ここの劇場じゃなくて」と訂正した。

「その…ラサバさんたちのところの、劇場。思い出して…」

…行きたい、と思ってしまった。


また、あの笑顔に会いたい、と。


「あ、行く?」


…え?

何気なく放たれたその言葉に、私は目を見開く。


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