初恋!応援団

2日目の話

水色の澄んだ空に、
薄っすらとかかった雲。
空気はどこまでも
透き通っているようで。
呼吸のたびに春の匂いがした。

6:00 a.m

まだ人通りも、車通りも少ない。
喧騒も、騒音もない。
ただ、遠くで
川の流れる音が聞こえるばかりだ。

橋の上、彼の背中が見えた。

「雅、おはよ。」

「遅い。」

急いできたのに、遅いって即答。
どゆうこと?

「くぅーん、くーん。」

消え入りそうな、犬の声。

「かっわいー!!
おはよ?」

撫でてやると、毛はフワフワ。

「おぃ、いくぞ。」

上から、
不機嫌そうな声がが降ってくる

「あー。朝だと機嫌悪い?」

「まー、うん。」

まーうん、ってなんだよ。

そこから、会話が途絶えた。
なんか、変な距離ってゆうか
壁を感じた。




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