眼鏡の裏にSな君
「失礼しました~」







「ちょっとおおおおおおおおおっ!何!?今の」

「へ?何が?」

「桜井とめっちゃ親しいじゃん!かりんこって、何?」

「ああ、あだ名だよー!」

「意味不明!あたしには『吉井』なのに!」

「そのうち呼んでくれるよ、唯可愛いし!大丈夫だって!」

「えー、まぁいいけどっ!…でも、かりんあたしの事応援してくれるよね?」

「っ、もちろん!味方だよー」

「ありがと!がんばるね!これから親しくなればいいもんねー」

「う、ん、そうだね!」






本当は、応援なんか、するもんか。

私の応援して欲しいよ。



でも、唯も本気で好きなんだろうな。

それに唯は、私の事少し疑ってるみたいだしね。


ばれないようにしないと、後がめんどくさいからね。






でも、本当に嬉しかった。

多分デレデレだったかもしれないけど…(汗)




髪切ったの、気づいてくれたんだ。




前髪ばかにされたけどね(笑)






少しだけど、あたしに光が見えた。




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