結婚式を挙げる結婚式場に


向かっている途中だった。



今日は、ウエディングドレスを選ぶ日だった。


直夜さんは、

仕事で来れないので

一人で向かう事となった。


「デブでも、


着れるウエディングドレスあるかなぁ?


可愛いドレスが良いなぁ。」



信号待ちの私。

やがて、青になり

渡り始めた。


私も、他の人も。


いつもと変わらない。



そんな、風景。




そして、


人々が叫び始めた。



それは、凄まじい悲鳴。




振り向くと、



乗用車が、人々をはねていた。






そして、



私もー……。










「死にたくない…。」






全身に、重い衝撃が走った。



アスファルトの道に、



叩きつけられた。



全身に、指すような痛み。


動けない。


どこから出てるか


分からない血。




「助けて…




な…お…夜さん…。」



虚ろな視界。


「大丈夫ですか?!


頭と数カ所から出血していますね。」


サラリーマン風の男性だ。



そして、私の手を握る。


「貴方を、

必ず助けますから。

頑張りましょう!」


バリントンの声。


心地良い。


何故か、安心した。





「死に…たく…なっ…ぃっ


な…お夜……。」


駄目だ…


意識が、盲ろうとしてきた?



直夜さん…



「大丈夫ですか?!」





「……。」








直夜さん…




せめて、最後に…



会いたかったのに。








死にたくないよ。