武士道セブンティーン!!

豊玉さんに気を遣え


「い゛っ……たい!またですか?!」

「いーから静かにしやがれ!手当てしてやってんだろが」

「当たり前でしょ?!誰のせいだと思ってるんです」

「アーアー、聞こえねぇなァ」

「殺すぞ」

「犯すぞ」

「変態」


またまた不覚にも土方に手当てしてもらっている。昨日と同じように乱暴に。

物騒な口ゲンカに部屋の奥、正面に座ってるおじさんが微笑ましそうにしている。いやいや。


「ほらよ。もう大丈夫だろ」

手を離され見てみると、前にも増してデカくなった手。もはやミッキーだよね。

「ビックハンド……」

「あ?何か言ったか」

「いえ何も」

あたしは手首に触れると、時計のスイッチを入れた。

「うわっ」

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