写真は、本棚の…もう2度と読まないであろうと思う本に挟んだ。

隠した、と言った方が正しい。

今日もソウはあたしのところを訪ねてきた。

あたしがキッチンで夕飯を作っていた時、
「ナギ」

ソウに名前を呼ばれ、ビクッとあたしの躰が震えた。

「何?」

そう聞いたあたしの声は、不自然じゃないよね?

「今日の朝、いや昼だったかな?

僕、電話かけたと思うんだけど」

そう聞いてきた彼に、
「えっ、そうなの?

ごめん、あたし出かけていたから…」

あたしは困ったように笑いながら答えた。

ウソをついて、人を欺くことは得意分野なはずだ。

この作品のキーワード
ヤンデレ  狂愛  家出  秘密  セレブ  飴と鞭  寵愛  溺愛  切ない  ドキドキ