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次の日


僕は昨夜は浮かれてまったく寝付けなかった。
だっていきなり高1の夏休みから人生がバラ色になったんだから。


もう、あんな事やこんな事を色々と想像しただけで
眠れなかった…



今日も少し会う約束をした。
高宮さんの家は電車でひと駅先だ。

そのくらいなら自転車でも余裕で行ける。


僕は軽く髪をセットし、自転車に颯爽と乗った。
鼻歌を自然と口ずさむ。



約束の公園へ付くと、既に高宮さんは待っていた。


昨夜とは違い、私服の高宮さんが立っていた。
浴衣の高宮さんもいいけど、私服の高宮さんもかなり可愛い。


セミロングのサラサラとした髪が風に靡いている。
切れ長の瞳がニコリと微笑む。


僕は、幸せすぎて死ぬかと思った。


「待った?」


「ううん。大丈夫。」


僕達は、お金もないので公園でひたすら語り合った。
バイトもしてないし、お小遣い制度だったから…


主にクラスメイトの話しやクラブの事、先生の事など
どうでもいい話しをした。


僕の話しをよく聞いて、よく笑ってくれた。


僕はそれだけで幸せだった。




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