◇
 

──ジリリリリリリリ───ッ


「うわっ!」


けたたましい爆音で目が覚めて、慌てて目覚まし時計のスイッチを切る。

朝に弱い私は毎朝、目覚ましと格闘の末に起きるのが日課。


修さんの家にお世話になって早、三ヶ月───


やっと生活のリズムに慣れてきた。

使わせてもらっている部屋はアイボリーを基調とした壁に大きな出窓にレースのカーテン。

机や家具は白で揃えられていてドレッサーとテーブル、ソファーは白に染められた籐で編み込まれていて、とてもお洒落だ。


ベッドの上で思いっきり伸びをしてからピンクウサギのもこもこスリッパを履くと、名残惜しい温もりと別れて部屋の隣にある洗面所に向かう。

顔を洗って歯を磨いてから部屋のクローゼットにある制服を着て鏡の前で襟元のリボンをチェック。


「可愛い・・・」


襟の縁取りと袖、リボン、スカートがピンクとベージュのギンガムチェックでブラウスは白。

今は冬服だから、これにピンクのカーディガンとベージュのジャケット。

デザインが可愛くて、ついつい見入ってしまう。


最初の頃は可愛過ぎて、いつまでも姿見の鏡の前でくるくる回って眺めていた。

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