冷たいあなたは救世主


雪野さんは明らかに怒っていた。



「あいつに頼んだのが馬鹿だった。」


酔った雪野さんが誰かと電話しながら話していた。


「また払い直し。

あと、上から言われる。」


そんな言葉を聞くたびにビクッとした。


私のせいだ…


でも、どうすることもできない…。


やっぱり…


早く実家に帰るべきだったんだ…。





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