王子様と恋したい

次に口を開いたのは、銀髪をした男。
なんか異様にフェロモンたっぷりだ。



「優~女のコには優しくしなきゃだめだぞ~。なぁ、今から俺と気持ちイイことしない?」



耳元でフェロモンたっぷりな低い声を出され、正直寒気がした。



「こらー!!2人とも〜!女の子困っちゃってるじゃん~!ねっ?」



わたしを抱きしめて首を傾げる可愛い薄茶髪のパーマの男の子。



「こら、抱きしめられて固まっていますよ?」



冷静に抱きしめていた男の襟を持ち、引き離してくれた黒髪のメガネ男。


「・・・・」



そして、終始無言な金髪男。





< 27 / 91 >

この作品をシェア

pagetop