好きになったのは、一匹狼でした。



「銅像って……あれはこの学校を創設した人でしょ」


「……冗談に決まってるでしょ。そんなマジに返さなくても」



また呆れ顔を向けるモモちゃん。


なんだ、冗談だったのか。




「若菜のことだから、また梶野でしょ?」


「うん!かっこいいよねぇ、梶野くん!」



ふふっ、また梶野くん、欠伸してる。


今日は本当に眠いんだな。




じーっと梶野くんを見ていると、突然視界が真っ黒になった。






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